EVA-00零号機 — 綾波レイ
唯一の試作機。起動実験中の暴走記録あり。パイロットの存在そのものが機密。
A.D.2015 / 第3新東京市 — 使徒、襲来。
汎用人型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン——発進。
臍帯電索、ドッキング。内部電源、活動限界5分。
碇シンジ、14歳、シンクロ率41.3%。
A.T.フィールド、展開。
西暦2000年9月13日——南極で起きた大災害「セカンド・インパクト」は、
地球の自転軸を歪め、海面を上昇させ、人類の半数を奪った。
それから15年。経済と国家が崩壊した世界で、人類は再びの脅威
「使徒」の襲来を受けて立つ。
国連直属の極秘組織特務機関ネルフ。その地下深く、巨人が眠る。
汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン。
搭乗を許されたのは、父に捨てられた14歳の少年——碇シンジ。
彼らが守るべきは、都市か。組織か。それとも——
自分自身の存在理由なのか。
公式発表では「南極に落下した巨大隕石」。実際はネルフの前身組織が接触したアダムの覚醒。世界人口は半減し、四季は失われた。
アダムを起源とする未知の生命体。生物でありながら兵器を凌駕する戦闘力を持ち、A.T.フィールドで通常兵器を無効化する。
国連直属の非公開組織。本部は第3新東京市の地下大深度に建造されたジオフロント。総司令・碇ゲンドウ。標語は「神は天に在り、世は全てこともなし」。
謎の組織ゼーレが画策する、全人類の魂を一つへ還元する儀式。ネルフの真の目的であり、使徒戦の果てに待つ「約束の時」。
唯一の試作機。起動実験中の暴走記録あり。パイロットの存在そのものが機密。
目覚める。怒る。喰らう。限界を超えた時、それは「兵器」ではなくなる。
世界初の量産機。戦うことは、彼女の存在証明である。
逃げることを、否定し続ける少年。ヘッドフォンの奥で、世界の音を消している。
彼女は「予備」である。そして、彼女たちは、笑うことを覚えていく。
天才と呼ばれ、母の影を追い続ける。プライドは、彼女の最後の A.T.フィールド。
セカンド・インパクトの生還者。胸に傷、部屋にビール、心に復讐。
母より MAGI を継いだ女。金髪は染めた色。猫と嘘と、煙草を好む。
手袋の下に刻まれたアダム。妻を還すためなら、世界など——。
街に現れた第3の使徒。顔の仮面の下にもう一つの顔を持つ。国連軍のN2地雷をも再生して見せた。EVA-01 初陣、初号機による殲滅。
エネルギーを鞭状に変換する接近戦型。夜間、山側からの迎撃戦でEVA-01 が臍帯電索を切断された状態で撃破。活動限界5分の意味を、シンジは知る。
正八面体の要塞。あらゆる接近を加粒子砲で焼き尽くす。日本全土の電力を集めた陽電子砲「ポジトロン・ライフル」による超長距離狙撃で貫通——二人のパイロットが、心を重ねた作戦。
太平洋艦隊を襲った水中型使徒。輸送中だった弐号機、初出撃が海中戦。戦艦二隻を咥えて沈めた。
起動実験中のEVA-03に侵染した使徒。パイロットはフォース・チルドレン。シンジの出撃を拒み、ダミーシステムによる殲滅が選択された——腕を引きちぎる音が、発令所に響く。
NERV本部に最も迫った使徒。装甲を紙のように断つ光の刃。「食べて、続けて。」——初号機は、S²機関を取り込んだ。暴走、覚醒、そして——嚥下。
最後の使徒。人の心を持って生まれた、シンジの「友」。彼は選んだ——滅びではなく、信頼を。「最後だ、シンジ君。」
「逃げちゃダメだ」